禁パチに成功すると様々な効果を実感することができます。
それはかつてパチンコを知らなかった生活をしていた頃には当たり前に感じていたものなのかもしれませんが、ひとたびパチンコを知ってしまうとパチンコをやめるまで思い出すことはできないものです。
僕は13年間パチンコに囚われた銀玉の妖怪として過ごしてきました。
パチンコ第一主義の生活では借金を抱え、月末の支払いや返済に常に怯えていました。
それでも義務感に似た何かに突き動かされて毎日パチンコ屋に通っては激しい後悔ととてつもない自己嫌悪に苛まれながら惨めな生活を送っていたのです。
僕はそんな自分を変えたいと思い、本気でパチンコをやめる決意をしました。
今ではパチンコとは無縁の生活を送ることができていますが、そんな生活の中で感じた禁パチの最大の効果は余裕が生まれるということです。
ご存知の通り、生誕の時に産声を上げながら力強く握りしめていたその拳の中には銀玉が輝いていたという逸話をもつ僕ですが、実際にパチンコ台に触れたのは大学生になってからです。
それまではこの余裕がある生活をしていたはずですが、禁パチをするまでそのことを思い出すことはできませんでした。
パチンカス以外の人々にとっては当たり前の生活もパチンカスにとっては夢想のような生活です。
今回はそのパチンカスを経由して人間に戻ってきた僕が禁パチによって実感することができた効果について紹介します。
禁パチを検討している方にとって少しでもお役に立てれば幸いです。
禁パチの効果①お金に余裕がある
当たり前のことですが、禁パチをして1番実感する効果はお金に余裕があるということです。
パチンカス時代は月末の支払日が来ることを常に恐れていましたが、今では支払いや返済を終えて、それから多少飲み代に使っても少しくらいはお金が手元に残るようになりました。
今までは残ったお金どころか懐に入ったお金は全てパチンコに使っていたので当然の結果です。
しかしこの当たり前の効果は1ヶ月そこら禁パチをした程度では実感することができません。
僕の場合は借金やリボ払いなど典型的なエリート多重債務者だったので、カード払いで後回しにしていた支払いを終えて手元の現金でやりくりできるようになるまで3ヶ月はかかりました。
もちろん贅沢ができるほどの余裕ではなく、今までに比べるとマシ程度の余裕です。
それでもやはり困窮して苦しい日々を過ごしていたパチンカス時代のことを考えると禁パチに成功した今の生活はお金に余裕があって前向きな気持ちで過ごすことができています。
このお金の余裕というのは禁パチの目に見えて実感できる効果だと思います。
禁パチの効果②時間に余裕がある
僕は13年間もの間、寝ても覚めてもパチンコのことを考えてきました。
「夢でくらい勝たせんかい!」なんて自分の寝言に起こされる悶々とした日々。
パチンコを打っている時はもちろん、パチンコを打っていない時もパチンコのことを考えてしまうパチンコの呪縛に囚われていたのです。
しかし禁パチを成功させて実感した2つ目の効果は時間に余裕があるということです。
それもそのはず。
今まではパチンコのことを1番に考えてスケジュールを組んでいたからです。
パチンコ以外に大切なことなどはなかったのでその他の予定などは一切入れずにパチンコ第一主義政権を維持してきたのです。
そのパチンコをやめたことによって僕のスケジュール帳には大きな穴が空きました。
何をすることもできるし、何もしなくてもいい。
パチンコはその一切が無駄な行為なので例え何もしなくとも、パチンコと比較すれば有意義な時間になるのです。
パチンコをやめた瞬間から有意義な時間が始まるので禁パチの効果は抜群です。
しかしながら長年のパチンコ第一主義政権の生活による損害は多方面にわたり甚大なものだったので、その損害を取り戻すために今はその有り余る時間を使っています。
着実に前向きに毎日を過ごしながら、一歩一歩ですが改善の兆しを強めることができています。
本当は有り余っているわけではなくて、時間とは本来、仕事や趣味なんかのために用意されたものだったのだと気づくことができました。
それをパチンコなんぞにしかも13年も使ってしまうというのはある意味で至高の贅沢とも言えるかもしれませんが、愚かな自分に少しだけ後悔しています。
禁パチの効果③精神に余裕がある
パチンコ第一主義な日々では常に高揚感をたぎらせることができます。
しかしその高揚感は薪がもう燃え尽きているのに燃えているような状態です。
何を燃料に燃えとるん?というような状態です。
その謎の高揚感の炎は精神を燃料にして燃えています。
それは精神をすぐさま燃やし尽くし、不安や焦燥感を招いて常にパチンカスにまとわりつくことになります。
まやかしの高揚感なのです。
禁パチをして実感した3つ目の効果は精神的な余裕です。
パチンコをやめれば人間らしい生活を取り戻したい!とかキャンプに行きまくりたい!とかモテたい!とか様々な前向きな感情が湧き上がります。
その感情を燃料として燃やすことができるので純然たる高揚感を得ることができるのです。
つまり余計な不安や焦燥感がつきまとうこともないので健全な精神を保つことができます。
もちろんパチンコによってもたらされた被害が予想以上に大きかったり、将来のことを考えた時に不安や焦燥感が生まれることもあります。
しかしそれもまた純然たる不安や焦燥感なので上手に付き合っていくことができます。
パチンコは必ず負けて身を滅ぼす悪魔の遊戯なので、通い続ける以上は精神を燃やし尽くして生じるまとわりつくようなその不安や焦燥感などは拭い去ることは絶対にできません。
ですが自分の人生に対する不安や焦燥感は自分が動けば必ず拭い去ることができます。
なので上手に付き合っていくことができるのです。
禁パチの効果④人生を楽しむ余裕がある
パチンコ第一主義の生活を送るということは自分の人生をパチンコに捧げるということです。
つまりパチンカスとはパチンコの奴隷のことを指します。
しかし人生とは自分のためにあります。
その人生を自分のために使わないともったいないです。
ましてやパチンコなんかに使ってしまうのは愚の骨頂と言わざるを得ません。
パチンコをやめるとお金も時間も精神的にも余裕を取り戻すという効果を実感できます。
そうすると今までパチンコの液晶しか見えていなかった視野も広がって様々なことに興味を持ち、楽しむ余裕が生まれます。
この人生を楽しむ余裕こそが禁パチをして得たい最大の効果だと思います。
僕の地元の友人は前向きで行動的な人が多いです。
休日はよくドライブに行ったりゴルフをしたりしています。
僕はパチンカス時代はそんな友人たちからの誘いを少し鬱陶しいとすら思っていました。
「こっちはパチンコで忙しいのに人の気も知らんでから」なんて思っていました。
しかし最近はランチ行ってドライブしてくだらない話をして、今までと違ってその間はパチンコのことなど一切考えていません。
今までであれば飯代や時間がもったいない。早くパチンコに行きたい!と思っていましたが、禁パチを始めてからは純粋に友人たちとの時間を楽しんでいます。
そんなパチンカス中のパチンカスでも見離さずに付き合ってくれた友人たちには大変感謝しています。
これからもそんな友人たちと人生を楽しんでいきたいと思いました。
禁パチをして実感した効果のまとめ
パチンコに縛られた生活ではお金はもちろん、時間も無駄に使い果たし精神的にもうちのめされて余裕なんてものは一切生まれません。
しかし禁パチをすることでそれらの不安は徐々に取り除かれ、段々と余裕が生まれます。
その余裕はパチンコに捧げていた自分の人生を取り戻し、楽しむ余裕となります。
これこそがあなたにも禁パチで実感して頂きたい効果だと僕は思っています。
人生を楽しむというのは僕のテーマのひとつでした。
楽しんで全力で走り抜けた人生というのはとても美しいと思います。
しかし口では簡単に言うものの、パチンコに全てを捧げている自分に対して「今の自分はパチンコという名の人生を楽しんでいるんだ」と言い聞かせていただけだったのだと気づくことができました。
僕は禁パチをして自分の人生を取り戻し、本当の意味で人生を楽しむ準備がようやく整いました。
余裕があるということは前向きになれるということです。
ポジティブで前向きな人ってめちゃくちゃかっこいいなと僕は前から思っていました。
今の僕はおそらくそのへんでパチンコを打っている人よりかは断然かっこいいはずです。
たぶん。
そう。
禁パチの最大の効果はかっこよくなることと言っても過言ではないと思います。
たぶん!
僕が実践した禁パチ術について記事にしていますのでこちらもぜひチェックしてください!
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