パチンコ依存症。
それは心を銀玉に支配される危険な病気である。
そのパチンコ依存症患者には様々な特徴があるが、最たる特徴は「悔しいと思うことがパチンコの他にない」ということではないだろうか。
つまり気持ちを揺り動かされるものがパチンコくらいしかないのである。
パチンコに負けた時だけ悔しいという感情が激しく湧き上がるのだ。
この胸の奥に眠る熱い気持ちをパチンコだけがけたたましい音と光で呼び覚ましてくれる。
最高のパートナーだ。(パチンコ依存症の感想)
もちろん私もこの10年くらいパチンコを中心に生活を送ってきた筋金入りのパチンコ依存症だ。
最近ではもう開き直ってtwitterではポジティブパチンカスだなんて名乗る始末。
しかし本当はもっとパチンコ以外にもちゃんとお金を使って健康的で文化的な生活をしたい。
心の奥の方ではそう思っていることに私は気づいているが、それに気づかないふりをしていることにも気づいているのだ。
今回はその健康的で文化的な生活を取り返す足掛かりとするため、パチンコ依存症の心の状態を解明していきたい。
勝つ喜び、負ける悔しさ
パチンコは勝ち負けの経験を簡単に打ち手に提供してくれる。
しかもお金がかかっているので強烈な経験である。
スポーツであれば試合時間は長いし相手もチームメイトも必要になるので手軽にとは言えない。
一方でパチ屋に入れば嫌というほど相手がいるしお金を入れればすぐに勝負が始まる。
こんなに手軽な勝負は他にないだろう。
そして夜寝るまで、へたをすると翌日朝起きても頭から離れない強烈な勝ち負けの印象。
いくら勝って嬉しい!こんなに負けて悔しい!
いつのまにか興奮して次の勝負の予定を立てる。
日常生活でこんなに熱くなれるものが他にあるだろうか?
少なくとも仕事で失敗したりしても多少は落ち込むかもしれないがすぐにまっ、いっか!と立ち直るはずだ。
逆に言うとパチンコ以外の物事への関心がどんどん薄れてきているのかもしれない。
あの若かりし日の情熱は2度とパチ屋以外の場所で発揮されないのかと思うとすこぶる寂しい気分になる。
パチンコ依存症の気持ちはパチンコ以外では動かない
気づけばパチンコ以外で、悔しい!次は負けるものか!と思えるようなものが身の回りから消えている。
学生時代は他の奴らに成績や部活で負けたく無いなんていう負けず嫌いの精神は多少持ち合わせていたと記憶している。
しかしパチンコ中心の生活を送っている者にとって1番大切なものはパチンコとの勝負の結果。
それ以外では悔しいという感情は抱かない。
抱いたとしてもパチンコに行けばすぐに忘れて銀玉との真剣勝負に熱くなる。
このようにパチンコ依存症の人間の感情はパチンコをしている時にしか作動しなくなる。
これはパチンコとの勝負を繰り返す中でそのように心の回路が形成されていくからだ。
パチンコで勝った負けたという強烈な信号を心に送り続けると回路が太くなっていく。
その太い回路で多少の信号を送っても心が気づかなくなるから感情も動かない。
パチンコの強烈な経験からくる信号だけが太くなった回路を満たし、心をつき動かす。
そのようなイメージだろうか。
いずれにせよパチンコに心を支配された状態がパチンコ依存症である。
窮屈で身動きのとれなくなった感情はその身を本当は動かしたいのだ。
だから体をパチンコ屋へと向かわすのだ。
パチンコ依存症の正体は脳内麻薬
「ドーパミン」とか「エンドルフィン」とか聞いたことがあるはずだ。
これはいわゆる「脳汁」と呼ばれるものでパチンコ依存症の根源となるもの。
パチンコで大当たりをひいた時や激アツリーチを外した時に脳内に分泌される。
というか激アツという文字を見ただけでちょっと漏れ出る。
本来これらはやる気を高めてくれたりする脳にとってはいい物質なのだが、パチンコ依存症の脳はこの汁を過剰に求めてしまう状態である。
どんどん汁の摂取量が増えてしまうのでそれに比例してパチンコにもどんどん依存してしまう。
この脳汁が溢れる時に我々の感情もようやく動くようになる。
非常に厄介で危険な状態であることは間違いない。
パチンコ依存症の何が問題?
パチンコ依存症になると具体的に何が問題になるかというとやはりお金の問題が1番だろう。
言わずもがなである。
支払いが控えているのにパチ屋に行って結局支払い分以上に負けてしまう。
周りの人間に支払い分とちょっと余計にお金を借りてまた負けて返せなくなる。
これを繰り返しなんとか生を繋いでいくのがパチンコ依存症の人間のライフスタイルだ。
本当は余裕のある生活をしたい。
パチンコをしなければそれが実現できると頭ではわかっているが、気づけばパチンコのことを考えている。
勝ち続ければ問題はない(それはそれで結局パチンコ依存症だが…)のであろうが現実問題それは難しいところである。
プロのように厳しく期待値を求めて立ち回ることができればいいのだろうが、パチンコ依存症になるような人間にそれは難しい。
なぜなら楽に稼ぎたいから(この考えが諸悪の根源)
お金以外にも時間だってかなり無駄にする。
ホールにいると時間という概念をうっかり超越してしまう。
気づけば外は真っ暗。
今日も時間を無駄にしたと後悔しながら家路につく。
これがパチンコ依存症の人間のライフスタイルだ。
もし、まだパチンコ依存症の入り口に立っているだけで中までは入ってきていない方がここまで読んでくれているのであれば、そのままこちらには来ないようにして欲しい。
きっと今の方がお金も時間も充実したいい生活であることは間違いない。
でもパチンコも結構面白いということは間違いない。
結局そう思ってしまうことがちょっと悔しい。
パチンコ依存症を治すにはどうしたらいい?
頭と心をパチンコに支配されるパチンコ依存症。
この病気を治すのは正直かなり難しいです。
当記事を投稿したのは2022年10月ですが、2023年5月現在、僕は禁パチに成功することができました。
禁パチは難しいけど、本気で取り組めば成功は可能だという結論に至っています。
禁パチを成功させるにはパチンコに負けて悔しいというその情熱を自分の人生に向けてぶつける必要があります。
つまり人生について本気で考えることが禁パチ成功においてとても重要になります。
禁パチのコツを記事にまとめているので是非読んでみてください!
パチンコに負けてめちゃくちゃ悔しいその気持ちは痛いほどわかります。
痛すぎてきついです。
しかし禁パチだってやればできるということもわかって頂きたいです。
負けて悔しくてワナワナしている方は一度冷静になって禁パチも検討してみてください。
パチンコ依存症の最たる特徴!悔しいと思うことがパチンコくらいしかないのまとめ
パチンコ依存症はパチンコに負けた時だけ悔しいという気持ちを抱くことができます。
その強烈な悔しさは夜寝るときも頭から離れることなく、次の勝利を掴むまでの原動力となってしまいます。
しかしパチンコとは絶対に負ける悪魔の遊戯です。
一度冷静になって自分の人生のことを考えてみてください。
僕は禁パチに成功した今は前向きに充実した毎日を過ごすことができています。
そしてパチンコ以外のことも悔しいと思うことが増えてきています。
あなたも是非パチンコ以外のものにその情熱を注いでみてください!
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