昨今のパチンコ台に当たり前に搭載されるようになった演出カスタム。
この機能の登場によってある程度は個人の好みのチューニングで演出を楽しむことができるようになった。
これはパチンカスにとって大変喜ばしいことだ。
特に私のようにパチンコの演出によってでしか頭をアヘアヘさせることができなくなった銀玉の妖怪にとっては効率よくアヘアヘを摂取できるようになる演出カスタムは必須の機能となったと断言しても差し支えないだろう。
この演出カスタムが当たり前になるよりも少し前の機種は余計で過剰な演出が目につくようになったと私は感じていた。
余計で過剰な演出とはうるさくて見た目が派手なだけで大当たりの期待度が伴っていない演出のことを言う。
パチンコの演出とは大当たりの期待度を示すために存在している。
キャンキャン鳴って金ピカド派手な演出が来ても当たらなければなんの意味もないのだ。
演出カスタムはそのような見てくれだけの派手な演出を是正するための機能とも言ってよいだろう。
今回は演出カスタムアドバイザーとして活躍中の私がパチンコにおける演出の存在意義と演出カスタムの真髄を伝授したいと思う。
真髄と言ってみたものの所詮は私の好みを全開に押し出した持論なのでこのような考え方もあるのだなとひとつの参考にしていただきたい。
他者の思考(特に私のような一流の演出カスタムアドバイザーの)を学ぶことでパチンコの演出に対する理解がよりいっそう深まるはずだ。
演出とは大当たりの期待度を示すために存在する
パチンコの演出とは大当たりの有無を示すことを使命として誕生した銀玉の神からの贈り物だ。
パチンコのへそに玉が入賞するたびに大当たりの抽選をするが、その結果は大当たりかハズレかの2つしかない。
つまり演出は出現するかしないかの2つでいいのである。
大当たりを引いた時はそれをなにかしらの演出で告知し、ハズレであれば何も起きずに次変動へと移行してよいというのが一発告知研究所の立ち上げメンバーとしても名高い私の持論だ。
しかしそれでは味気ないという意見も理解はできる。
なので演出にはこの演出が出れば期待度60%越え(激アツ演出)、この演出は期待薄(ただの賑やかし)、この演出は大当たり濃厚(プレミア)などの期待度の振り分けがされている。
これによって打ち手は毎変動ごとの演出によって大当たりの期待度を探り、大当たりの安堵感やハズレの喪失感などを最大限に味わうことができる。
これこそが頭をアヘアヘさせるための重要な仕掛けなのだ。
わかりきったことではあるが、つまりパチンコの演出とは大当たりの期待度を示すために存在しているのだ。
演出カスタムは好みの期待感にチューニングすることが役割
私のように一発告知を好む者もいれば、ドキドキしながら毎変動を見守りたいという者もいる。
パチンカスの趣味趣向は多様だ。
その各パチンカスの好みに合わせて演出の期待感をチューニングするというのが演出カスタムの使命なのである。
音量と光量を調節できるようになった時、私はこれは革命的なアイデアだと舌を巻いたものだが、まさか演出のチューニングまで調節できるようになるとはその時は夢にも思っていなかった。
この演出カスタムによって、例えば煩わしかった青図柄同色先読みなども激アツ演出に昇格させたりプレミア演出を手の届く出現率にアップさせたりできるようになった。
現代パチンコは演出さえも己の好みに調節できるというなんとも贅沢な環境を整えたと言っていいのかもしれない。
一発告知と先読みの極地を目指して
私は先述した通り、一発告知研究所の所長としても大活躍しているほど一発告知に目がない銀玉の妖怪だ。
そしてもうひとつ、先読み演出こそパチンコの演出の中で最も重要な演出だという考えも持っている。
先にも少し触れたが、過去には青図柄同色先読みや青エフェクトの先読み演出が頻発する台が多く散見されたが、そのどれもが大当たりに結びつくことはなく一体全体何を先読んでいるのかわからない状況に私は辟易していた。
しかし昨今では先読み激アツカスタムなるものを搭載している機種も数多くある。
このカスタムによってうんざりしていた青系先読みでさえも出現すれば大当たりの期待度が一気に跳ね上がるという環境を作り出すことができるようになったのだ。
私の生まれ故郷である銀玉村には先読みを制するものが演出を制するという言い伝えがあるが、この先読み激アツカスタムの出現によりもはやほとんどの台が演出を制しているような状況だ。
これではまるで私の理想郷ではないか。
とりわけ私の先読み魂を熱くたぎらせてくれた台は2023年に降誕したP真・一騎当千だ。
通常時はシンプルモード、ラッシュ中は先読み熱カスタムによって珠玉の先読み演出を実現した台なのでぜひ上記記事も熟読して先読みの素晴らしさを知って欲しい。
特にラッシュ中は先読み演出が一発告知の役割をもこなすため、アヘアヘの過剰摂取に要注意な台だ。
先バレは音を聞くことが目的になってはいけない
演出カスタムの中でも特に人気なカスタムがご存じ先バレだ。
大都技研さんのPリゼロによって完成形が生み出され、他メーカーもこぞってこの先バレカスタムを搭載した機種をリリース、結果として大先バレ時代を迎えることとなったのはまだ記憶に新しい。
初めてリゼロの先バレ音を聞いた時、脳に含まれる全ての汁が一瞬で沸騰するような激しいアヘアヘに襲われたことを覚えている。
しかし期待度は所詮40%程度。
激しいアヘアヘとは裏腹に当たらないことの方が多いのだ。
その時私は気づいた。
先バレは音を聞くことそれ自体が目的になってはいけないと。
全てのパチンカスの目的は先バレのその先にある大当たりを引くことにある。
一発告知研究所にて日夜その業務にあたっている私としてはやはり鳴れば当たりという先バレこそが完成形なのではないかと思い至ったのである。
そういうわけでPリゼロはあまり打つ機会もなく遠くから聞こえるぽきゅん音に耳を傾けるのみとなった。
ちなみにeリゼロに関しては先バレが鳴った瞬間ボタンを押すように訓練されている。
ボタンが震えれば大当たり確定というのは実に私好みの改良だ。
話を戻すが一発告知研究所の業務にて鳴れば当たりという究極の先バレを搭載した機種がないか捜索網を広げていた私はあるひとつの台に辿り着いた。
それはPアリアラッキートリガーVer.だ。
この台はレキフラと呼ばれる先バレカスタムによって鳴れば当たりという究極の先バレカスタムを実現させている非常に良質なクソ台なのでぜひとも上記の参考文献も熟読していただきたい。
これは演出カスタムアドバイザーの業務でも自信を持ってオススメできる機種だと私は狂喜乱舞した。
先バレとはアヘリティが激しく高い音が鳴るため、その音を聞くことが目的になってしまいがちだが我々の目的はその先にある大当たりであるということを念頭に置いて先バレを楽しんでいただきたい。
今後も究極の先バレ演出を探し求め、演出カスタムアドバイザーのプランに組み込んでいきたいと考えている。
演出の頂-いただき-ジャグラーを降臨させる
これまでの章にて私がどういうタイプの演出カスタムアドバイザーなのかということがおおよそお察しいただけたと思う。
そう。
私は大当たりが確定したことを少しでも早く知らせて欲しいというタイプの演出カスタムアドバイザーだ。
それをできるだけシンプルな演出で簡潔に。
このシンプルで簡潔な演出で大当たりの確定を告知するということを実現している台がある。
それはスロットのジャグラーだ。
人間は豆電球とガコッという音のみでアヘアヘできる生き物だ。
本来であればその他の演出などはいらないのだ。
私はそんな気持ちで演出カスタムをいじっている。
言うなればジャグラーを降臨させるカスタムだ。
演出が発生すれば当たり。
もっと言うなればラッシュまで確定しているとなおよい。
その頂-いただき-に最も近くなるようにカスタムすることを常に心がけている。
演出バランスはシンプルなどの1番おとなしいもの、先バレは超激アツがあればそれを選択、先読み熱、VフラPフラ・エアー系などの一発告知も当然ONだ。
気づけば大体フルカスタムだ。
演出が出現すれば大当たり、フラッシュ・エアー系が来たらラッシュ確定、こなければ通常を覚悟して次の初当たりまでのイメージトレーニング。
この一か八かのチューニングが私の頭を最もアヘアヘさせてくれるカスタムで、最もおすすめしているカスタムだ。
私はそういうタイプの演出カスタムアドバイザーだ。
1日打って一切演出がこなかったらジャグラーでも打って帰るのが吉だ。
本来は機種それぞれ固有の演出バランスが評価対象だった
当たり前のように搭載されるようになった演出カスタム。
私も自分好みのチューニングに仕上げることができるこの機能を歓迎しているのだが、その一方で少し寂しい気持ちも持ち合わせている。
続々と新しい機種が降誕しているが、中には演出カスタムを大々的に打ち出している機種も存在する。
言うなれば演出カスタムありきの構成となっているのだ。
銀魂の妖怪風情が差し出がましいことを言うが、メーカーは演出カスタムに逃げているのではないかと思わずにいられないのだ。
演出カスタムが出現してから久しいが、それよりも前の時代はそれぞれの機種の固有の演出バランスを楽しむ時代だった。
各メーカーの特色や台ごとの法則などを見つけ出す。
激アツ演出を外しまくる煩わしい台は敬遠され、秀逸なアヘリティを実現した台はマイ鉄板演出を見つけきるまで打ち倒す。
それがパチンコの楽しみのひとつでもあったのだ。
しかし昨今の台はカスタムによって演出バランスが統一され、極論を言ってしまえばどの台を打っても同じなのである。
通常時はとりあえず先バレが鳴るまで打つ、というプロセスをどんなメーカーのどんな台を打っても経ることになるのだ。
打ち込んで台の演出に馴染むというステップがいらなくなったことに少し寂しい気がするのは私だけではないだろう。
それではノーカスタムで打てばよいのでは?という反論もご最もだがハズレ時の演出は不要論者の私としては演出カスタムはすでに欠かせないものとなっている。
統一された演出は少し寂しい気がするけど、演出カスタムは捨てられない。
そんな2つの気持ちに揺れ動くうちに私は乙女の気持ちが少しわかったような気がした。
今後は演出カスタムが強化されてメーカーや台ごとの特色がくっきりと浮かび上がり、すっかりと乙女にカスタムされてしまった私の心が満たされるような時代が再びくることを祈っている。
パチンコ演出カスタムアドバイザーという生き方のまとめ
今回はパチンコ演出カスタムアドバイザーとして大活躍している私の持論を発表させていただいた。
演出とは大当たりの期待度を示すことがその役割である。
そしてその期待度を個人の好みにチューニングできる機能が演出カスタムなのである。
この演出カスタムが当たり前となった現代パチンコはなんとも贅沢な環境だ。
叶うことなら、私が青春を捧げた初代ガロや花の慶次愛などの伝説の台を演出カスタムをほどこして打ってみたいものだ。
しかし古-いにしえ-の台は演出カスタムに頼らずにそれぞれ固有の演出バランスを楽しんでいた。
演出カスタムありきの構成となってしまっている昨今の台、それはそれで大歓迎ではあるが強欲な私は機種それぞれの個性を楽しむことができる時代が再び訪れることも祈らずにはいられない。
今後は演出カスタムがメーカーや機種ごとに個性を伸ばして発展していくことに期待している。
それまでは現存するパチンコ台でアヘアヘするように私の行動がカスタムされていることは言うまでもないだろう。
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