e花の慶次〜傾奇一転で一撃5万発出した我が評価を下す

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私が最近ハマりにハマっているラッキートリガー。

 

2024年7月より、そのラッキートリガーの突入率が上がった新内規を採用した台の導入が始まったわけだが、その第一弾となるのが今回の表題にあるe花の慶次〜傾奇一転だ。

 

じっくりとその性能と完成度を測るため、評価を下すのが遅くなったが今回の記事で私の慶次シリーズに対する想いを綴っていきたいと思う。

 

私が初めて慶次シリーズに触れたのはCR花の慶次〜愛だ。

 

今思えばもうこの時すでに慶次シリーズは完成していたのではないか?と思わざるを得ないというのが正直なところだ。

 

私は台への評価を下す記事をいくつか投稿しているが、そのどれもが評価を下すに値する熱いクソ台ばかりだ。

 

しかし今回のe花の慶次〜傾奇一転に関しては、いや、最近の慶次シリーズに関しては慶次ファンとして大変心苦しいが並のクソ台の評価を下さざるを得ない。

 

私は評価記事を投稿する際は評価を下すに値する良質なクソ台ばかりを選んできたが、それでも今回並のクソ台の評価を下した台について投稿するのは他でもない花の慶次だからである。

 

今回はCR花の慶次〜愛を初めて打ってから14年余り、「傾くなら傾き通せ」という奥村助右衛門の言葉を固く守って傾き通してきた私の想いを聞いて頂きたい。

 

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スペックはすごく良い

 

さて、並のクソ台との評価を下して見せたものの、もちろん当機種にも良いところはある。

 

まずはその良い点を紹介していきたい。

 

今回のe花の慶次〜傾奇一転だが、ラッキートリガーの新内規というだけあってスペックはかなり良い。

 

1/319.8というミドルの大当たり確率でおよそ40%がLT直行、およそ12%で80%継続の下位ラッシュなので図柄揃いの約半分はラッシュ、そのうち大半がラッキートリガーというのだからやれそう感は今までのLT機よりもはるかに上回っているはずだ。

 

肝心のラッキートリガーである傾奇BURSTも87%×1,500発と爆発力も申し分ない。

 

当然ながら銀玉村1番の傾奇者と謳われた私はその爆発力を遺憾無く発揮し、一撃で5万発以上を吐き出させる傾きっぷりを披露している。

 

もちろんこれはただの自慢なので聞き流して頂いて構わないが、LT突入率は上がり、既存のLT機の性能と遜色ないという点は評価に値するポイントであることは間違いないだろう。

 

先バレの一瞬の無音の侘び寂び

 

e花の慶次〜傾奇一転においてもうひとつ評価ができる点がある。

 

それは先バレカスタムをオンにした際の入賞時の一瞬無音になってからの告知音という一連の流れだ。

 

通常時、ラッシュ中問わず、入賞した瞬間に一瞬だけ無音になり、脳が「あ、先バレや」と認知するタイミングに重ねて告知音が鳴る

 

「やっぱり先バレやった」と脳が状況判断を終え、脳汁が後から追いかけてくるような心地よさだ。

 

詫びと寂びの心を感じるこのなんとも言えない一連の流れは私がこの台の最も評価するべき点だと思っている。

 

さらに先読みチャンスカスタムも同時にオンにしていると期待度はおよそ70%程度になるようなので同時カスタムをオススメしている。

 

 

私は先読みとはパチンコにおける最も重要な演出のひとつであると考えているが、今回の慶次はこの先バレと先読みチャンスのカスタムにより上質な先読み演出を可能としている点は高評価だ。

 

慶次なのに慶次じゃない

 

スペック、そして先バレとe花の慶次〜傾奇一転の良い点を紹介させて頂いたが、それを加味してもなお冒頭で述べた通り私は当機種を並のクソ台として評価している。

 

その理由はいくつかあるが、主なものとして「慶次である必要性を感じないから」と表現するのが1番近いように感じる。

 

私が初めて慶次に触れたのが冒頭でお伝えした通りCR花の慶次〜愛なのだが、愛の演出やBGMは落ち着きがあり「和」を感じるものであった。

 

そこに派手な金やキセル予告等の慶次らしい演出が一気に期待感を高め、胸を熱くしてくれたのだ。

 

しかし今回のe花の慶次は、いや、最近の慶次シリーズは派手さだけを求めて侘び寂びの心を忘れているようにお見受けする。

 

とにかく派手にキンキラピカピカどんちゃん騒ぎさせておけば慶次っぽいやろ?と言わんばかりの演出に私は辟易しているのだ。

 

今回のe花の慶次〜傾奇一転に関して私が残念に思っている点を挙げていきたいと思う。

 

BGMと英数字

 

まず残念に思う点は通常時のBGMがなんだかクラブの音楽っぽいところと図柄が漢数字ではなく数字になった点、「ZONE」「BONUS」などのローマ字が多用されている点だ。

 

これらは最近の慶次シリーズにも言える点だが、やはり日本の戦国時代をモチーフにした題材ゆえに和テイストのBGM、「大当たり」などの漢字での表現を心がけて頂きたい。

 

実際に慶次〜愛の通常時のBGMは三味線チックの和テイストで今でも耳に残っている素晴らしいものだった。

 

もちろん傾奇ゾーンなどの横文字はあったものの、極力日本語での表現を心がけていたはずだ。

 

しかしe慶次においては通常時はズンチズンチとエッジの効いたBGMだ。

 

そして「KABUKIAGE」「傾奇BURST」「KABUKI BONUS」など通常時から大当たり中までローマ字に溢れている。

 

これではどこぞの異国のクラブに迷い込んだかのような気持ちになってしまう。

 

女好きの慶次だが、彼が生きた時代にはクラブなどなかったはずだ。

 

最近の慶次シリーズにはそのような和の趣きが欠けているような気がしてならず、その点が評価を落とす要因であると私は考えている。

 

KABUKIAGEの時の巻き舌

 

通常時の演出でよくわからないものに「KABUKIAGE」演出がある。

 

これはひょっとこのお面をかぶった慶次が画面を蹴ったり突いたりするいわゆる擬似連演出なのだが、この演出を見た瞬間に私は全身から力が抜けたような気になってしまった。

 

このKABUKIAGEの際に蒼天の拳でお馴染みの巻き舌の利いた力強い女性の声がするのだが、あの方の活躍の場は慶次ではなく蒼天の拳にある。

 

慶次において擬似連演出は回転花びら擬似かセリフ擬似連くらいで十分なのである。

 

何も、巻き舌を利かせて派手に見せる必要などはないのである。

 

ましてや4、5回転に1回無駄に大喝されたくはないのである。

 

慶次〜愛の王道だった花びら擬似3〜金セリフ〜好機〜キセル予告、この無駄のない一連の流れを今一度思い出して頂きたい。

 

花びら擬似やセリフ擬似は全く派手さのない地味な演出だったが、派手さはキセル予告やリーチ演出に任せておけばいいと私は考えている。

 

筐体&ボタン

 

通常時に無駄に派手さを散りばめた割に今回の筐体はなかなかに地味な仕上がりとなっている。

 

真・花の慶次より搭載されたドデカボタンはそれ以降もニューギンさんのトレードマークとも言える大切なギミックだったように思う。

 

 

しかしe花の慶次〜傾奇一転のボタンはすごく控えめだ。

 

城門突破のゲージを貯める時に天運ボタンを押して一撃でゲージを貯めていたが、今回は小さなボタンでその裏ボタンを決めなければならなくなったのは非常に残念だ。

 

また、おそらく離席用の札を掲げるための引っ掛けのようなものが中心にあるが、そんなものを備え付けるくらいなら脳を震わすデカボタンのためのスペースにして欲しかったと思わざるを得ない。

 

札の掲げ方はこちらでなんとか工夫するので心配はご無用だ。

 

これも全て慶次を愛するがゆえに

 

超良質なクソ台を生み出してきたシリーズで、さらにラッキートリガーという傾奇者にうってつけのスペックを搭載しているがゆえにもったいなさが際立ってしまっている。

 

リーチ演出もよくわからない回想絵巻みたいなリーチとなり、とりあえず派手にうるさくしときましたといった感じの予告演出、侘び寂びの心を忘れた現代日本人のような趣きの通常時。

 

どれもこれもが別に慶次ではなくともよかったのではないか?との疑念を抱かざるを得ない仕上がりだ。

 

そう。ちょっとがっかりしたというのが今回のe花の慶次〜傾奇一転に対する評価だ。

 

それもそのはず。

 

あの慶次シリーズだからだ。

 

慶次シリーズなのだからハードルが上がってしまうのは仕方がないことなのだ。

 

ホールに出向き、それに触れさえすれば誰しもが傾奇者になれる。

 

それが慶次シリーズなのだ。

 

マンネリ化やネタ切れは人気シリーズの避けられぬ宿命ではあるが、そのハードルさえ飛び越えて来てくれるのではないかと思わせてくれるのが花の慶次なのだ。

 

今回は私にしては珍しくパチンコ台を酷評する記事となってしまったが、これは全て花の慶次シリーズを愛するひとりの傾奇者としての性-サガ-なのである。

 

偉そうなことを申し上げるがニューギンさんには今一度原点に立ち返り、花の慶次シリーズを復活させて頂きたい。

 

どうかもう一度私を銀玉村1番の傾奇者にして欲しいのだ。

 

 

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