2024年3月、パチンコ業界に新たな革命が起きた。
そう。「ラッキートリガー(LT)」の爆誕である。
今回のこの記事でラッキートリガーに対する私の評価を下したい。
私が通うマイホールにも導入前よりラッキートリガーに関するポスターが至る所に掲載されていた。
それを見た私はまた余計なことが始まるのかとあまり気にも留めず、当時ドハマりしていたP一騎当千〜桃園の誓い〜を未来永劫打ち続けることを誓っていた。
しかしそうは言うものの、ポスターの「出玉性能が従来機より1.5倍にアップ」という文言をこの私が見落とすはずもなく、一騎当千に僅かばかりの飽きを感じたと同時にラッキートリガーへの興味は増していくばかりだったのだ。
そこでビビりながらもついにラッキートリガーへの門を叩くことにした。
なぜこの私がビビっていたかと言うと理由は主に3つある。
①そもそもラッキートリガーに入れられなさそうだから
②ラッキートリガーに入れても単発で終わる可能性が十分過ぎるほどにあるから
③波の荒い台が好物の私が足を踏み入れれば2度と後戻りできないことは明白だったから
これらを危惧しながらも、探究者として己の好奇心をないがしろにすることはできず、この3ヶ月間でしこたまラッキートリガーを打ち倒した。
そんな私がこのラッキートリガーに評価を下したいと思うが、まず上記の3つの懸念事項は残念ながら実際に起きてしまった。
しかしそんな打つ前から簡単に予想できていたことで評価にバツをつける私ではない。
上記の懸念事項を差し引いてもなお、ラッキートリガーは良質なクソ革命の評価をさせて頂きたい。
特に③の2度と後戻りできないの事項は凄まじく顕著に表れており、後戻りしないどころか率先してラッキートリガーと言う名のパチンコ道を突き進む先導者となってしまっている。
パチンカスを導く銀玉の妖怪がラッキートリガーの評価を綴っていくので、これからラッキートリガーを探究せんとする者はぜひ参考にして欲しい。
ラッキートリガーとは
もうラッキートリガーが導入されてから半年も経過しており、情報収集能力に長けたパチンカスが今さら私にLTのことを教わる必要もないであろうし、今回はLTの評価に関する記事なので詳細は割愛させて頂く。
と言うより、私も特に事細かに詳細を把握しているわけではないのが正直なところなので私が理解している範囲内で簡単に説明させて頂こう。
ラッキートリガーとは「あんまり入らないけど入ったら結構出るかもしれない」というパチンコの出玉性能に関わる革命だ。
これが私の理解の全範囲だ。
昨今のパチンコ業界では射幸性を抑えようとする取り組みが進んでいたが、ここに来て超荒波の射幸性バリバリの新時代が到来してしまったのだ。
業界のニュースや思惑などに疎い私は規制と緩和のイタチごっこな動きが何がしたいのかよくわからないのだが、ひとつだけよくわかったことがある。
それは今回のラッキートリガーによって大負けか大勝ちのヒリつく勝負ができるということだ。
これにはかつてマックス機の荒波に揉まれ、出玉のビッグウェーブサーファーと呼ばれた私も大歓喜だ。
それだけでも私はこのラッキートリガーに良質なクソ革命の評価を下すに値すると思っている。
ちなみに冒頭からクソという表現をさせて頂いているが、私はパチンコに関してだけはクソという表現を貶し言葉の意味で使っていないことはご承知おき頂きたい。
こちらの記事にもある通り、パチンコとは必ず客側が負けるようになっているため絶対的にクソなのである。
そのクソの中にも良質と粗悪なクソがあり、我々パチンカスはより良質なクソを求めてパチンコを打っているのだ。
むしろクソだからパチンコは面白いのだ。
ラッキートリガーを打つには覚悟が必要
ラッキートリガーを打つにあたって、最も必要になるのは「覚悟」だ。
この覚悟を持たずして打った者のLTに対する評価というのは少々辛いものになるだろう。
しかし1日打ってもラッキートリガーに入れられない日だってある。
それくらいの突入確率なのだ。
それを覚悟せず、ちょっとやそっと打っただけでラッキートリガーはクソだ、無理ゲーだと評価するのは厳しいことを言うが少々浅はかであると言わざるを得ない。
私は当然のことながら、LTにブチ込むまでやめないという覚悟を持って試合に臨み、1日打っても入れられない日もあれば、朝イチにソッコーでブチ込めた日もある。
ちなみに私が初めて打ったラッキートリガー搭載機はPファンキードクター 悪魔12000ver.だ。
1/69.4の6%で12,000発を獲得できる悪魔のような仕様なのだが、当時の私は6%なら2、3回で引けるという己の実力を完全に見誤った展望を持っていた。
その覚悟のなさを嘲り笑うように、もう30回ほど当てているものの1度も6%を引くことなく他機種へと逃亡したのだ。
その覚悟のない試合は今振り返ってみると非常に恥ずかしい試合運びだったと今では反省している。
いつかリベンジを果たそうとは思っているものの、その逃亡先の他機種(もちろんLT機)が面白すぎてそっちで頑張ろうとも思っている。
とにかくラッキートリガーを打つにはLTにブチ込むまで打つという覚悟が必要なことは頭に入れておいて欲しい。
ラッキートリガーに入れても絶対に出るわけではない
さて、高い高いハードルを乗り越えてようやく到達するラッキートリガーだが、残念なことにそのラッキートリガーにブチ込んだからと言って必ず大量出玉を獲得できるわけではない。
これこそが世間のラッキートリガーへの評価を貶める最大の要因だろう。
私のパチンコ関連の最大情報源であるP-worldでの書き込みにも、せっかくLT入れたのに単発。まじクソ。的な書き込みが散見される。
気持ちはすごくよくわかるしまじクソなのもよくわかる。
私もラッキートリガーにブチ込めたら100連と心の中でつぶやいている。
もちろんこれはお願いではなく命令だ。
そのハードルの高さゆえにラッキートリガーに入れたら5万発は確定くらいの気持ちになってしまいがちだ。
しかしよくよく考えてみると何も継続率が100%なわけではない。
期待値も大体1万2〜3千発とそこまで驚異的な数字ではない。
LT突入の数%を引くことができたのならラッシュ終了の数%を即座に引くことだって現実的に起こり得ることなのだ。
ゆえにここでもやはり「覚悟」が必要になる。
単発で終わる覚悟と爆連するまで打ち続ける覚悟だ。
もちろん私はその両方とも凄まじい水準での覚悟を決めている。
私が初めてラッキートリガーにブチ込めた機種はP緋弾のアリア ~緋緋神降臨~ ラッキートリガーVer.だ。
4回目の初当たりにて運良く4,500発LT直行を引き、初めてのLTに歓喜した私は右手に宿りし鬼のヒキを最大限に高めてラッシュに臨んだ。
しかしネモなる青髪の娘がこちらを見ながらほくそ笑んでいる姿をほくそ笑みながら眺めるだけでラッシュは終了してしまったのだ。
初めてのLTはド単発、獲得4,545弾という無惨な結果に終わってしまった。
冒頭で述べた「②ラッキートリガーに入れても単発で終わる可能性が十分過ぎるほどにあるから」が開幕1発目で起きてしまったのだ。
私はこの悲惨な出来事をしこしこだん事変と呼んでいる。
だが、それでしっぽを巻いて逃げ出すような私ではない。
それ以降もアリアを含む様々なラッキートリガー搭載機を打ち、時に爆負け、時に爆勝ちの荒波をのりこなしていったのだ。
ラッキートリガーを評価するにあたってやはり1度は幸運の大爆発を経験するまで打ってみることをおすすめする。
1度経験さえしてしまえばそれは出玉のビッグウェーブサーファーの称号への第一歩となるだろう。
成功体験の有無がラッキートリガーの評価を大きくわける
ここまで述べてきた通り、ラッキートリガーを打つには相当な覚悟が必要だ。
それはLTにブチ込むまで打つ覚悟と単発で終わる覚悟、そして爆連するまで打ち続ける覚悟だ。
この3つ目の爆連するまで打ち続ける覚悟は特に重要だ。
なぜなら1回や2回LTに入れたからと言って満足するほどの大量出玉を獲得することは難しいと言わざるを得ないからだ。
十分に満足できるだけの大爆連を掴むまで打たなければラッキートリガーへの本当の評価を下すことは難しい。
つまりこの成功体験の有無こそがラッキートリガーの評価を大きく左右することは明白だ。
かく言う私はもちろん爆連を掴むまで単発やショボ連にもめげずに打ち続けてきた。
その上でラッキートリガーには良質なクソ革命の評価を下している。
もちろん今までのLT非搭載のP機でも同じようなことは言えるのだが、やはりラッキートリガーという出玉性能革命を楽しむべき時代になっているのだろう。
1度でもラッキートリガーによる大連チャンを経験してしまうと私のようにもう2度とLT機以外を打つことができない体になってしまう可能性は高いが、それもよしと思わせてくれるLTの出玉性能を是非とも堪能して頂きたい。
ラッキートリガーの評価のまとめ
手に汗握るヒリついた勝負が楽しめるラッキートリガーは個人的には非常に素晴らしい良質なクソ革命の評価をつけさせて頂く。
しかしその荒波ゆえに打つ時には3つの覚悟が必要だ。
ひとつはLTにブチ込むまで打つという覚悟。
もうひとつはLTに入っても単発で終わるかもしれないという覚悟。
そして最後に爆連させるまで打ち続ける覚悟だ。
ラッキートリガーとは大量出玉を保証する機能ではないため、大量出玉を獲得するまでに何度もLTに突入させなければならない可能性があるのは致し方ない。
しかし打ち続ければ必ずラッキートリガーの恩恵を余すことなく享受することができる日は来るはずなのでめげずにLT機との試合を楽しんで頂きたい。
今はもしかしたらラッキートリガーなんかはクソだと思っているかもしれないが、1度でもこの大量出玉の荒波を乗りこなすことができればその評価は一転して高いものとなり、私のように2度と後戻りができない体になるだろう。
私はこの良質なクソ革命の渦中に生を受けられたことは本当にラッキーだと思っている。
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