大変失礼だが、正直今まで僕の中で眼中になかった西陣。
花満開と桃キュン以外はパッとする台がなく、その2タイトルも別に大したことはない。
ちゃちな筐体にひねりのない演出。
出玉に期待ができるようなスペックでもない。
僕の中での評価はサミーや京楽、平和をメインディッシュとするなら、西陣は付け合わせのたくあん。
ないならないで全然いいし、なんなら目に入らない時もあるそんな存在。
だからこそここ最近の状況は異常事態なのだ!
2020年デビューのPモモキュンソード以降、西陣の台は異常に面白い。
なぜだ?
なぜこんなにも面白い?
なぜ今までこういう台が作れなかった?
今日は覇権すらも狙える実力をつけた西陣さんについて語りたい。
I love 西陣!
I love たくあん!
流行りのスペックを取り入れた
昨今のホールを席巻している一種二種混合機。
その火付け役はもちろん初代牙狼。
暴力的な出玉力と一種二種の混合によって次回大当たりまでの時間短縮を実現した伝説的な名機だ。
しかしそれ以降はAKBやマクロス2など良質な一種二種混合機は発見されたものの、ホールの主流とはならずにひそかに鳴りを潜めることとなった。
そんな中で65%規制の救世主として降誕したシンフォギアは苦肉の策としてではなく、新時代を切り開くための策として一種二種混合をショートSTスタイルで採用しこれが大ヒット。
他メーカーもこの流れに追随して一種二種混合機は今やホールの主流として君臨している。
このスペックで出せばひとまずは受け入れられる、そんな時代になったのだ。
西陣もしっかりこの波に乗って良台を連発している。
しかし裏を返せば他台との差別化が難しくなったとも言えるが、最近の西陣は流行りのスペックに加えて「ある要素」を追加している。
パチンコはもはや出玉速度が命の時代!需要を満たす時速を実現
ある要素、それは「スピード」だ。
P機が出始めた当初はそのグダグダさに驚愕した。
もう2度とダンバインやビッグドリームのようにとびきり速くてアヘアヘする台は打てないのかと僕は絶望の淵で白目をむいていた。
しかしご存知、P大工の源さん超韋駄天がそのレッテルをブチ破って僕のひん剥かれた白目に光を取り戻させてくれた。
速さこそ正義。いい時代になったものだ。
それ以降とびきり速い台が続々と出現したが、最近の西陣のモンキーターンやモモキュン閃撃にもラッシュ中にタイマーが表示されている。
これはスピードを意識している証拠だ。
そしてその実、時速2万発以上の出玉速度を実現している。
タイマーを表示することで打ち手に出玉速度を意識させ、その期待感に応えることができる仕様を備えているのだ。
大工の源さんがブチたてた「P機は速い」という流れにしっかりと乗ることができている。
流行りを取り入れるということはヒット台を作る上で非常に大切なことだ。
そして最近の西陣さんの台を見ていると時流を読み、他社との差別化を図り、時代を牽引することができるのではないかとひそかに期待している。
筐体のちゃちさを払拭
西陣の台といえばボタンバイブもついてないしハンドルもえいっ!ってすれば簡単に壊れそうなちゃちさを感じていた。
しかし最近の台は多少のちゃちさは残っているものの、ボタンバイブの質は素晴らしいしエアーまでついている。
↓ボタンバイブ評論家の僕の評価はこちら↓
他メーカーと比べても遜色ない筐体が遊戯を盛り上げてくれている。
これも流行りを取り入れた結果だろう。
ごちゃごちゃと余計なものをつける必要はないが、ちゃちな筐体だと期待感が多少薄れるような気がする。
個人的な感想だが、まるで子供用のおもちゃで遊んでいるような気になるのだ。
ホールのメインとなるような台はやはりしっかりとしたつくりでどっしりと打ち手を待ち構えるものだ。
まだまだ他メーカーと比べて安っぽさが残る西陣の筐体だが、今後もスタイリッシュな筐体を開発していつしかホールの1シマを占領するようなメイン機種を作って頂きたい。
西陣の本気を見た!今後に期待
僕がパチンコを始めた時からホールにはあったものの、全然目立っていなかった西陣。
重ね重ね失礼だがそんな西陣さんの台を褒めちぎる日が来ようとは夢にも思わなかった。
最近の台、特にPモモキュンソード閃撃は個人的には大好物の良台でえぐいくらい負けてます。
シンフォギアやダンバインを参考にしたようなスペックと演出で非常に趣深い仕上がりとなっています。
しかしまだまだ流行を取り入れただけで、西陣さんだけのオリジナリティが足りないような気がします。
これだけ面白い台を作れたということはヒットのために他メーカーを研究したのだと思います。
その研究を活かして今後も西陣さんだから作れる最高にアヘアヘできる良台を連発していつしかホールのメインディッシュとなって欲しいと思います。
by西陣ファン
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