ゲェ吐くほどパチンコで負けた帰り道はとてつもない罪悪感に襲われます。
あそこでやめておけばよかった。
そもそもパチンコ屋になんて行かなければよかった。
というか生まれてこんどきゃよかった。
生まれてきたことさえ後悔するような激しい自己嫌悪と共に、また今日を無駄にしてしまったという不安や月末の支払いが計算するまでもなく絶対に足りないという焦りを抱えて帰るのはパチンカス時代の僕のお決まりの日課でした。
なんてことをしでかしてしまったんやという罪悪感はパチンコに行く度に心の中に蓄積されていきます。
罪悪感とは罪の意識、つまり悪いことをしているという自覚があるということです。
しかし考えてみてください。
パチンコって悪いことなんでしょうか?
僕は13年間もの間、パチンコだけを第一に優先した生活を送ってきました。
パチンコは何よりも面白くて、何よりも熱くなれて僕の人生の全てと言っても過言ではありません。
そんな僕はこの疑問に自信を持って答えることができます。
パチンコは諸悪の根源です。
人生の全ては完全に過言です。
今回はパチンコによって身をつんざくような罪悪感を抱いてしまうメカニズムや罪悪感を抱いた時の正しい対処法と間違った対処法などを紹介していきます。
今まさに泣きながら懺悔の帰り道を歩いている方はこの記事を音読しながら家に帰ってください。
この記事を読めばパチンコで負けた時に抱く罪悪感を解消して明日に向かって歩き出す原動力となるはずです。
あ、でも歩きスマホは危ないのでやっぱり家に帰ってじっくりノートをとりながら読んでください。
なぜパチンコで罪悪感を抱いてしまうのか?
罪悪感とは罪をおかした、悪いことをしたと思う気持ち(Byデジタル大辞泉)を言います。
パチンコはお金や時間を大量に浪費します。
その他にも健康や周囲の人間関係、自身の人間性や人生そのものなど様々なものを犠牲にする可能性があります。
少なくとも僕は13年間のパチンコ第一主義的生活の中でお金と時間をしこたま無駄にしました。
・今日負けた金があればあいつの借金返せたわ
・こんなに時間があればレポート終わっとったわ
・こんなことならバイト休まんどきゃよかったわ
これらはパチンカスお得意の懺悔シリーズです。
僕はそれに加えて、パチンコをすると自分の中の何か大切なものが崩壊していくような感覚を密かに持ち合わせていました。
音をたてずに、でも確実にパチンコに行く度にその大事なものにひびが入っていってくような感覚です。
禁パチした今ならあの謎の大切なものの正体がわかります。
というか当時からわかってはいたんです。
その正体とは自分の人生です。
しかしそれには気づいていないふりをして、今は目の前にある最高のパートナーと言えるパチンコとの勝負に一喜一憂していたかったんです。
ですがその行為は、
将来の自分に全てを丸投げするような、
今この時の人生を蔑ろにしてどんどん堕落していっているような、
その堕落の道を突き進んだ将来の自分に果たしてこの負債を返せるのかどうか、
当然ながらそういった不安を抱えるような行為でした。
このままでは自分はダメになるということが頭ではわかっているのに、いや、もう自分はダメダメでこのまま動かなければ一生この惨めな生活を送ることになるとわかっているのにそんな生活を変えることができない。
その意識が罪悪感を生む原因です。
心のギャップとも言うのでしょうか。
特に負けた日にはこの罪悪感が心の底から漏れ出してくるので、激しい後悔と自己嫌悪が生じます。
人によっては勝った日ですら、「無駄に過ごした感」や「虚無感」が拭えずに罪悪感を抱いてしまいます。
禁パチをした今、僕はパチンコとはその一切が無駄な行為だと断言できます。
それは実は禁パチをせずともパチンカスならば無意識に理解できています。
人生を無駄にするので絶対にやめた方がいいパチンコにどうしても行ってしまう。
その後ろめたさが罪悪感の正体です。
パチンコ依存症は自らを傷つける自傷行為
パチンコとは行けば行くほど人生をすり減らす無駄な行為です。
多くの方がそのことに気づいてはいるはずです。
しかし頭ではわかっているのに肝心のその頭がパチンコを求めてしまう。
認めたくないかもしれませんが、その症状はパチンコ依存症の症状に他なりません。
そのギャップが罪悪感を生むわけですが、パチンコ依存症になればその罪悪感を抱くのは帰り道だけです。
次の日にはまたパチンコ屋に通い、帰り道には再び罪悪感と自己嫌悪に悩まされることになります。
もうどうでもいいと投げやりになることもあります。
僕もどうでもよくなって財布どころか口座のお金全てをぶちまけるほど自暴自棄になることはよくありました。
パチンコ依存症とは物理的な怪我を伴わないだけで、もはや自傷行為でもあるのです。
自分で自分を傷つける行為に罪悪感を抱かない人はいません。
パチンコで罪悪感を抱いた時の間違った対処法
なんとかして罪悪感を拭い去りたくて色々と対処法を講じることもあると思います。
実際に僕もパチンカス時代は様々な手段を用いてこの罪悪感に抗おうとしましたが、パチンカスが講じる対処法では太刀打ちするのは難しいです。
なぜならパチンカスは必ずパチンコ屋に舞い戻るからです。
そして必ず負けるからです。
後述しますが結論からいうとパチンコで抱く罪悪感を拭い去るにはパチンコをやめるということ以外にはありえません。
まずは僕が画策したけど全然効果のなかった対処法を紹介するので絶対に真似しないように肝に銘じてください。
勝つための立ち回りを勉強する
パチンコで抱く罪悪感の1番の原因はお金だと思います。
それならば勝てる立ち回りをすればいい。
単純ですが、最も効果がありそうな対処法です。
しかし僕は「打ちたい台を打って爆勝ちしたい」という確固たる邪念しか持ち合わせていなかったのでそんなパチプロなる方々のような真似は到底できませんでした。
僕だけでなく多くの方が考えつきそうなこの対処法ですが、パチンコ屋が利益を出し続けて存続していることを鑑みると実践できている人はほんの一握りの本当にプロとして立ち回っている方々くらいなのでしょう。
プロの立ち回りはシビアに期待値を求めて、期待値のない台がなければ店移動、回る台があれば閉店までひたすら回すというストイックな精神が求められます。
それはもはや仕事です。
それでいて収入が必ず保証されるわけではないので非常に厳しい世界です。
邪念の権化と恐れられた僕にはやはり不可能な立ち回りでした。
僕だけでなく多くの方々にとっても難しい立ち回りだと思います。
なので勝つための対処法を勉強するというのは罪悪感を拭い去るための効果的な対処法とは言えないのです。
ただしどうしても絶対にパチンコをやめない方向性でいきたい方は勝つための立ち回りを知っておけば負け額を今よりかは減らせるかもしれないので勉強しておいてもいいと思います。
その場合は「あんなに勉強したのにやっぱり負けるやん」という新たなる罪悪感が生じる可能性もあるかもしれませんが少しでもパチンコに抗う意識を育てることが大切です。
お金を借りてリベンジ
次に紹介するパチンコで抱く罪悪感に対する間違った対処法は「お金を借りてリベンジする」です。
これは一見すると完全に間違った対処法ですが、実は一見するまでもなく完全に間違っています。
幸か不幸か大学時代の僕の周りにはパチンカスがわんさか生息していてお金に困ったら誰かしら調子のいい人がお金を貸してくれました。
それに加えて消費者金融という愚者の救世主様もいらっしゃったので手持ちのお金がなくなった時でも最終防衛ラインは維持できていたのです。
パチンコ屋からの帰り道、罪悪感を抱きながらとぼとぼと歩きながらもリベンジの灯火が消えることはありませんでした。
どこかしらからお金を借りて翌日にはリベンジマッチです。
敗北によって抱く罪の意識は勝利でしか拭い去ることはできない。
そう僕は信じきっていました。
しかしパチンカスとは負ければもちろん、勝っても必ずパチンコ屋に舞い戻る悲しき戦人です。
パチンコ屋に通うということは必ず負けるということです。
負けた翌日に運良く勝って罪悪感を拭い去ったとしても、その翌日にはまた負けて前回よりも強い罪悪感に苦しむことになります。
ですので手持ちのお金ならまだマシですが、間違っても借金をしてリベンジをすることだけは避けてください。
というよりそこだけは間違わないようにしてください。
負けて悔しい気持ちは僕も嫌というほどわかります。
わかりたくないとこまでわかるので本当に嫌です。
しかしまずは負けを認めるということはかなり大切なのでこちらの記事もぜひチェックしてみてください。
他のことでお金を使い果たす
パチンコに行くとどうせ負けるのだからと他のことでお金を使い果たして物理的にパチンコに行けなくするという対処法もあります。
パチンコに行けなければもちろん無駄な罪悪感も抱くことはありません。
この対処法は人によっては効果的だと思います。
しかし当たり前ですが「お金を使い果たした後に絶対にパチンコに行かない」という条件が大前提になります。
僕の場合は先述の通り最終防衛ラインと称するお金の借り先があったため、使い果たした後にやっぱりパチンコに行きたいとお金を借りてしまいました。
そして結局負けるというこの世の罪を全て丸めて団子にして食ったような、激しく胸焼けする罪悪感を抱く結果になりました。
ただ自分の金で無駄に贅沢した後に無駄に借金増やしただけという鬼のような業-カルマ-です。
ですので絶対にパチンコに行かないという確固たる決意と覚悟を決めた方だけこの対処法を実践してください。
カルマの最終到達地点と呼ばれた僕のような者には絶対におすすめできません。
罪悪感を抱かないための正しい対処法は禁パチあるのみ
パチンコの帰り道に罪悪感を抱いた時にしてはいけない対処法を紹介させて頂きましたが、お次は正しい対処法を紹介します。
パチンコで罪悪感を抱かないためには先述した通り「禁パチ」以外にはあり得ません。
パチンコはどんなに策を講じても必ず負ける悪魔の遊戯です。
なぜそんな魔の巣窟に通い詰めてしまうかというとパチンカスは心の底では敗北を欲しているからです。
そのパチンコの真理についてまとめたレポートでさらに詳しく解説しているのでこちらも必ず読んでください。
格別の勝利のために敗北を欲するのがパチンカスの悲しいサガです。
パチンコに通い詰めれば必ず負けることができます。
だからパチンカスはパチンコ屋に足繁く通うのです。
その負の連鎖から脱出しない限りまた明日も罪悪感に押しつぶされながら家に帰ることになります。
しかしそうは言っても簡単に禁パチができれば誰も苦労しないと思います。
僕も実際に13年間もの間、パチンコとは縁を切れずに苦しんできました。
ですが自分の人生を真剣に考えることができれば禁パチの成功率はグッと上がります。
このままでは一生そのままの人生です。
下記の記事は僕が実際に禁パチを決意した際の手順を紹介しています。
この記事があなたの禁パチのきっかけになれば幸いです。
とにかく、罪悪感を抱くということはパチンコは自分の人生において必要のないものだと認識できている証拠です。
その心からのメッセージと一度真剣に向き合ってみてください。
パチンコによる罪悪感を拭い去るには行動あるのみ!
最も罪なことはわかっているのに動き出さないことです。
パチンコはやめた方がいいとわかっているのにパチンコ三昧の現状に甘んじることは罪なことです。
そう言った意味で僕は13年間もの間を大罪人として過ごしました。
しかし「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。」という松井秀喜選手の座右の銘にもある通り、今の僕は禁パチの必要性をしっかりと理解して行動を起こしてそれが習慣化してきています。
まだ人格は破滅したままですが、そのうち世界を代表する人格者として教科書にのるという運命になると思います。
あなたも禁パチの必要性にうすうす気づいてきたはずです。
今まではパチンコに行くという行動が習慣化して怠惰な毎日を過ごしてきました。
しかし少しずつでいいので今までとは違う行動を起こしてみてください。
その行動が習慣化された時にパチンコとは無縁の充実した生活が待っています。
その時になったらパチンコによって蓄積されてきた罪悪感も解消されるはずです。
パチンコの帰り道に抱く罪悪感は心からのメッセージのまとめ
罪悪感とは悪いことをしているという罪の意識です。
つまり頭の中ではパチンコは悪いことだと認識できているということです。
大敗を喫した帰り道、激しい後悔と自己嫌悪と共に罪悪感を抱くのは「パチンコをやめろ」という心からのメッセージなのかもしれません。
この罪悪感を拭い去るにはパチンコをやめるという選択肢以外にはないということはもう誰しもが気づいているはずです。
禁パチのためには少しずつでいいので意識と行動を変えていく必要があります。
そして気付いたならば今すぐ動き出すことが非常に重要です。
今すぐ行動を起こして罪滅ぼしを終わらせて充実した人生を過ごしていきましょう!
ちなみに僕の最大の罪は大学時代に付き合っていた彼女への誕生日プレゼント代を全てパチンコで使い果たしたことです。
世界を代表する人格者として教科書にのることはやっぱりなさそうです。
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