最近、むごたらしいくらいにパチンコで負けすぎている。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。」
これは球界のレジェンド野村監督の座右の銘として有名で、元は多分どこかの武将のお言葉。
名将野村監督が口にした格言なだけになんだかものすごい説得力がある。
とは言え、そうは言っても不思議なくらい最近の私は負けすぎている。
不思議の負けもあるよ。
今日はそんな愚将ゼンツの嘆きと敗因を多角的に検証するブログである。
休日は負ける日
社会人パチンカスにとって休日は唯一パチンコに興じることができる日。
もちろんこの休日のために働いている。
私もここ最近は配達業に従事し、朝から晩まで働いていた。
必死になって働いて貯めたお金とストレスを休日はサンドにぶちまける。
しかし残ったのは倍に膨れ上がったストレスのみで、その他には何もない。
ここ3ヶ月の収支表をご覧頂きたい。
見事に休日が赤く染まっている。
もちろん休日を赤文字で表示するカレンダー仕様なわけではない。
たまに勝ってはいるものの全く負債に追いついていない状況だ。
もはや休日は負ける日と化したゆゆしき事態である。
言い換えると休日があるから負けるのである。
こんなに苦しいのなら悲しいのなら休日などいらぬ!(泣)
負け確三原則
勝てない時期というのは確かにある。
そんな時は大抵、当たらない、(ラッシュに)入らない、続かないの負け確三原則が働いている。
最近の私は当たらない、入らない、続かない、続いても最大ラウンド全然とれない、全然まくれてないから満足できない等々の10原則くらい発動している。
そんな期間にはパチ屋に近づかず、ただひたすらにヒキを溜めるのが良い。
それにしたってもうかれこれ3ヶ月以上もこの期間が続いている。
さすがの私もパチンコは絶対に客側が負けるようになっているのではないかと疑いを隠しきれなくなってきている。
負けられるお金がある
負けられるだけのお金が手元にあるということも負ける原因のひとつに他ならない。
私の場合は全然給料も高くないし本来であればそんなに負けられるわけがないのだが、幸か不幸かお金を貸してくれる莫逆の友が身近に複数人いる。
あろうことか彼らはパチンカスである私にお金を貸してくれるとてもありがたい存在なのである。
これもひとえに、最終的にはいつか必ず返してくれる奴という強固な信頼を勝ち取った日頃の私の行いのおかげである。
私は彼らを最終防衛ラインと呼んで重宝しており、そんな彼らもまた私を絶対に途中で引き出せない堅牢な貯金箱として利用しているwin-winな関係性なのである。
しかしそんな相互にメリットのある取引で得た利益をパチンコ屋にふんだくられているのが現状である。
ふんだくられるというか献上しているだけなのだが、どうせ負けるのでお金は借りない方がいい。
というか借りた金で勝つことはまれだ。
よく借りて打つ私が言うのだから間違いない。
釈迦モード
私の心の状態で、非常に危険なゾーンがある。
通称「釈迦モード」と呼ばれる完全究極負け確状態である。
この状態になると月末の支払いの金や友人への返すべきお金等々、その全てを頭から消し去り全ツッパしてしまう。
「今日はいくら負けられるかいな?」ともはや負けることに価値すら見出す釈迦にも等しき精神状態でバッサバッサとクソ台に切られていく。
程度の差こそあれど、思い当たる節がある方も多いはず。
私の場合はその日の帰路に反省と後悔で通常状態に戻ることが多いのだが、今回は負けすぎてずっとこの釈迦モードに滞在している。
もはや負けることに対する恐怖など無に等しい最強の状態だったが、このブログを書くことで少しは冷静さを取り戻すことができたようだ。
心を落ち着かせるための何かがパチンカスには必要である。
僕の場合は晩酌しながらのアニメ鑑賞がリラックスタイムなのだが、負けまくっている人間の話など何も参考にならないので詳細は割愛する。
それでも打ちたい、明日は勝てるかもしれないから
どんなに負けても不死鳥のごとく何度でもパチ屋にその姿を見せるのが一端のパチンカスというもの。
なぜならこんだけ負けたのだから明日は勝てるかもしれないから。
それを確かめるための義務感的なものを勝ってに背負い込んでしまうのがパチンカスの悲しき性だ。
パチンカスが反省するのは負けた日の午後9時くらいまでである。
それ以降は明日行くか行くまいかの多少の葛藤を挟んで(大体10分前後)、赴くホールや狙い台の吟味を始める。
これこそが最大の敗因である。
この何度でも蘇る不屈の好戦性こそが大敗を重ねる最大の原因であることはもはや言うまでもない。
今この記事を書きながらなんの気なしにfeels like HEAVEN 〜きっと来る きっとくる〜を聞いたらリングを打ちたくなったことはこれもまた言うまでもない。
1回行ったことあるけど2度と打ち行こうとは思わんですね、なんてことをのたまう輩がたまにいるが本当にすごいと思う。
我々パチンカスは多少の刺激ですぐに打ちに行きたくなってしまうのに、なぜ彼らはそんなにあっけらかんと振る舞えるのであろうか。
彼らを見習って打ちに行かないという選択肢をとれるようになる必要がある。
これはパチンカスの永遠の課題だ。
最近パチンコに負けすぎな話のまとめ
愚痴と敗因をいくつか述べましたが、要約すると休日があってお金があって調子が悪い期間に無理して打ち行ってブチギレたらめっちゃ負けるよーっていう普通のお話でした。
負けないために休日もなく働いて給料は支払い分以外全部寄付すればパチンコで負けることはなくなるでしょう。
負けないために人間をやめるか、負けて人間じゃなくなるか…
パチンカスになるという選択肢をとった時点で後に待つ終着点は人ならざる者なのかもしれない。
でもいつかまた勝てる日が〜きっと来る きっとくる〜
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